野中兼山遺族の墓

宿毛で厳しい幽閉生活を送った野中兼山一族の正妻や子どもたちの墓が林立しています。
野中兼山は多くの治績をあげた有名な政治家でしたが藩主・忠義の隠居後、失脚、その後半年で病死しました。
追及の手はゆるまず、寛文4年(1664)遺子8名に対して罪が下り、宿毛へ幽閉され、幽閉生活は40年にも及びました。
生き残って放免された四女婉は、高知出身の作家大原富枝の『婉という女』の主人公となっています。